「オリンピックが待ちどおしい」
7月27日のロンドンオリンピック開催まで2週間を切りました。
各テレビ局で世界中の注目選手の特集が放映され、見ているだけで
テンションが上がってきます。
その中で私が一番気になった方は、ウサイン・ボルト選手です。
テレビ特集でボルトのコーチが、「ボルトは生まれつき、脊柱側湾症
(せきちゅうそくわんしょう)という障害を持っている」と話をしました。
脊柱側湾症とは、背骨が著しく湾曲してしまう障害で、激しい腰痛が
定期的に起こるので100mは走れないそうです。
どう乗り越えたのかというと、腹筋、背筋、大殿筋など骨盤周辺の
あらゆる筋肉を3年計画で強化し、太腿裏の筋肉への負担を少しでも
軽減させることを実施した結果、爆発的な「蹴り上げる力=推進力」
という誰にも真似のできない産物を手に入れたそうです。
その才能を開花させるきっかけを作ったのは生まれながらに背負った
「背中の十字架」だったという話です。
現在のボルトは、韓国テグ世界選手権でのフライング失格以降、
スタートダッシュの壁に苦しんでいます。
私は、絶望の淵から世界新記録を叩き出したボルトをもう一度見たいです。
2012年8月5日、ロンドンオリンピック男子100m決勝。
胸が高まります。 (N.M)