五感と日本食
家内が散々迷った挙句、デジタル一眼レフカメラをネットで購入しました。3万円以下
ですので一眼レフカメラでは大変お買い得かと思います。カメラは目で見たものを記録
に残す手段であり、DVD、ICレコーダーと合わせて代表的な記録媒体でしょう。
そもそも見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れるが五感であり、その内「見る」と「聞く」は
現在のIT機器を使えば容易に記録を残すことができ、再現できますが嗅覚、味覚、触覚
は脳に直接記録するしかありません。日本人の食文化は本来、五感に訴えかける要素を
大切にしてきたのではないでしょう。四季の自然に耳を傾けながら、目で楽しみ、香り
を楽しみ、味わい、陶器に触れること。即ち、五感全体で食を楽しむということが日本食
の根本なのではないでしょうか。京料理に代表される日本食に精通している訳ではありま
せんが、自然との調和、融合、感謝が底流にあるのではと思います。
外食産業の代表であるファーストフード全盛の昨今、日本食は見る影もありませんが、
日本人である私達は五感で感じて楽しむ食生活(日本食)を大切にし、後世に伝えてゆき
たいと思います。
道本食品の作る干したくあんは五感の中では聴覚にも訴える「歯ごたえ」と食事の基本で
ある味覚、食欲を増す香り(香の物)と色合い(自画自賛?)が楽しめる食品です。
日本食を大切にする皆様の少しでも助けになればと考え商品作りに努めております。
(S.T記)