宮崎県干したくあん・漬物研究会は平成29年度総会ならびに研修会を開催しました。
5月17日(水)、宮崎県干したくあん・漬物研究会は平成29年度総会ならびに研修会を開催しました。
総会では、研究会の1年間の活動振り返りと来年度の事業計画等について話し合いました。
その後の研修会では、「漬物調査に関する報告と本県の漬物産業の展開を考える」というテーマで、お二人の講師から講演していただきました。
まず、㈱大広 上野晃治氏から「漬物に関する調査概要報告」という演題で、宮崎県と取り組んできた、漬物に関する大規模調査の結果をお話いただきました。漬物の売れ行きや、一般消費者への漬物に対するイメージ・購買状況などのアンケート調査結果、これからの展望などを説明していただきました。
次に農研機構の後藤一寿氏から「伝統食材で新たな需要を創り出せ!漬物市場の拡大を目指して」という演題でお話いただきました。
漬物マーケットの状況や消費者調査の結果から、求められる新品種の大根を開発したお話や、科学的は味の分析の必要性などもお話いただきました。
今回の研修会では、沢山のデータの解析から見えてくる今の課題とこれからの方向性まで話が及び、これからの新商品開発や販路拡大にも大変参考になる講演となりました。
研修会終了後には、研究会員と宮崎県の方々も交えた懇親会が行われ、活発な意見交換が行われました。
日本の漬物を宮崎県から世界に!! これからも、より美味しく高品質な漬物づくりに取り組んでいきます。
(研究会会員企業)アンビシャス、大薗漬物店、上沖産業、木村漬物宮崎工業、霧島農産、九州農産、佐藤漬物工業、JA宮崎中央、都農農産加工工場、ふるかわフーズ、道本食品、宮崎農産、宮崎県食品開発センター