小数点の入った割り算が苦手? - 道本食品

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小数点の入った割り算が苦手?

         小数点の入った割り算が苦手?

国立教育政策研究所が調べた小学6年生を対象にした学力試験で小数点の入った計算が
苦手との結果がでたそうです。
<問 題>
下の○には0以外の同じ数字(負ではない)が入ります。答えが○の数字より大きくなる式を選びなさい。
①○×1.2  ②○×0.7   ③○÷1.3   ④○÷0.8
答えはもちろん①と④
小学6年生の正解率が45.3%と半数にも満たない結果だったそうです。
学校の授業の大半は実社会で必要とならないとは言われますが、微積分はともかく加減乗除くらいは理解していないと社会に出て苦労することは必定です。小学校の授業が中学、高校の基礎になることは間違いありません。
たぶん上の式では①と②は理解しやすいと思いますが、少数点の入った割り算が苦手と予想できます。少数点の入った数字そのものが、子供社会の身の回りにあまり存在せず想像しにくい上に、割り算で余計混乱してしまったと考えられます。
人数が1.2人とか、みかんが2.7個なんて現実的ではありませんから。
(大人はみかんを7等分して1ツの角度が何度になるかなんて計算したりしますが)
同研究所ではこの現実を改善すべく新たな提言を行うようですが、要は現実にないものを数値で表すように見えますが、実社会においては小数点の割り算は日常茶飯事です。
数字・数学は万国共通。会社に入ってからは算数は教えてくれません。算数のできない大学生もいると聞きますが、小学生の算数くらいは自分の子供に教えられないと、威厳のないお父さんの地位がますます下がるような気がします。
<S.T記>

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