日本ダービー - 道本食品

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日本ダービー

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「これから始まる大レース、ひしめき合っていななくは天下のサラブレッド
4歳馬、今日はダービーめでたいな」。ダービーを説明するにはこのフレーズ
がいい。1970年にミリオンセラーとなった「走れコータロー」(ソルティー
シュガー、作詞;池田謙吉)の冒頭の歌詞だ(なお、現在は馬齢の数え方が
変わり、3歳馬がレースの対象であり、また、歌詞ではダービーが第4レース
となっているが、第10レースである)。ちなみに当時の100万枚突破という
セールスの記録は、AKBが100万突破したなどと報じられる現代のそれよりも
はるかに中身のある数字だと私は思う。握手券を求めて一人で数十枚も購入
する今の買い方とは本質的に違う。

今週は夜、週末に向けて家で勝ち馬を検討する。机に向かい、アルコールも
飲まずに日々3~4時間取り組む。家内も勉強しているのかと勘違い(本人
にとっては勉強に等しい)して、お茶など差し入れてくれる。この時間が実に
楽しい。
検討のポイントを挙げる。①血統 父親、母親、母親の父親 ②距離適性
短、中、長距離 ③コース適性 競馬場毎の実績 ④季節適性 夏向き、冬向き
⑤脚質 逃げ、先行、差し、追込 ⑥上がり3ハロンのタイム ⑦調教の状態
⑧ジョッキーとの相性 ⑨調教師の性格・・まだ挙げられるが、このあたりで
止める。
そんないくつかの要素を加味してレース展開を想像(どの馬が先に行くか、
どのあたりで動くか)して勝ち馬を予想する。そして、この予想が実際のレース
の中で自分の想定したとおりだと快感である。

競馬は先を読むゲームだ。仮に3分先を読める能力があれば競馬に勝てる。
まさに事業も同じ。これからの展開を考え、根拠をもとに何をめざすかを掲げる。
そして、意思決定し、必要な投資をする。先々何がヒットするかを読めたら儲かる。
企業は、先見性と決断力、そして、経済にこれだけインフレ傾向に向かう環境が
整ってくると投資力が問われてくる。
ただ、事業は競馬のようにリベンジのチャンスを簡単には与えてくれない。
(H.M記)

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