時代と次代
昨日2月28日でスバルサンバーを最後に富士重工(スバル)での軽自動車の生産が終了
しました。軽自動車の生産は『てんとう虫』の愛称で知られるスバル360に始まり、
この車は1958年以降約40万台生産されたそうです。軽自動車の生産終了に引き続き
同工場では新型スポーツカーのスバルBRZが生産されるようです。
現在では軽自動車の販売台数構成比は35%を超えていますが、より利益率の高い中型車
以上の生産に特化するとの事。3Cと言われた時代を象徴する車のまさに走りがこの
スバル360でした。現在では若者の車離れ、円高による輸出減と自動車業界を取り巻く
環境は依然として厳しい状況ですが、この生産中止も時代の流れなのかもしれません。
しかし、中島飛行機から始まったスバルの車作りの原点は今も脈々生き続けているの
ではないでしょうか。変化させる事と、維持継続し次代に受け継ぐ事を明確にしている
からこそ、厳しい現在でも多くのお客様にスバルという名でお客様に親しまれているの
でしょう。その精神はお客様(消費者)におもねることではなく、お客様と目線をしっかり
合わせることだと思います。
道本食品とスバルでは比較になりませんが、物作りという点では一緒です。頑なまでの
こだわりと商品作りの原点である品質(安心・安全)の維持、お客様としっかり目線を
合わせた次世代に向けた新たな商品作りにも今後も努めて参ります。
(S.T記)