書籍と電子書籍
電車に乗るとi Padで書籍(新聞)を見てる人をまれに見かけますが、携帯電話を操作して
いる人と比較するとその数は極めて少ないように感じます。モバイルPCに比較すると、
重量は軽くなっており、カメラ機能や電子書籍の購入、読書ができ発売時は出版業界を
揺るがすとの話題で持ちきりでした。
ところがいわゆるタブレット端末の普及率は予測を大きく下回り、電子書籍の利用も
携帯、PCが大半であり、内容もアニメ・漫画・写真集が上位を占めているようです。
私は書籍と言うと小説をイメージしますが、電子書籍に小説はそぐわないと思います。
そもそも小説は甚だアナロク的なものであり、紙の質感や香り、装丁、ブックカバーや
栞など全部含めて、初めて小説(本)が成り立つのではないでしょうか?
本屋さんに行って色々なジャンルの本を眺め、興味のある本を手に取り気に入れば購入。
読み終わったら場合によっては古本屋行き。又、古本屋さんでも同じ行動。
まんがやアニメがファーストフードなら、小説は日本食!? お腹を満たすだけでは
なく食事を楽しむという行為は何だか小説に近いものを感じます。
書籍の販売量の減少、新聞の購読数の減少と最近は読み物もフーストフード化して
いますが、小説はやはりアナログの紙にかぎりますネ!!
(S.T記)