正確性と曖昧さ
日本の鉄道の時刻通りの運行は他国に例を見ない正確さが売りとなっています。
実際200Km以上で疾走する新幹線を新興国に売り込む際に安全性は当然のこと、その時間の正確さを含めたシステム全体が他国に対して大きなアドバンテージになっている様です。
一方、商談の場で外国人から見た日本人の評価は『はっきり結論を言わない』と言われています。グローバル化が進んだ現在ではこのようなことはほとんど見られないと思いますが日本人同士の商談の中では、相手を傷つけることなくお断りする場合は曖昧になる場合があります。これも相手を慮ってのことであり、日本人同志ならば以心伝心その本心が汲み取れるはずですし、曖昧さが商談をスムーズに進める会話術でもありました。
そもそも日本人が時間に正確さを求めるのは相手の都合やスケジュールを狂わすことのないように思いやり、気遣いがその根底にあるからだと思います。鉄道の余りの正確さから鉄道の乗換のアプリがありますが、これも日本ならではなのではでないでしょうか。
朝夕の分刻みのダイヤグラムの作成も利用者から見れば当然のことも、鉄道会社は安全性を100%担保しながらの作業は相当ご苦労されていると思います。
道本食品は入荷する原料大根に合わせて最適な製造方法に微調整します。これはお客様にいつもの味、安定した品質の商品をお届けするためであります。品質の安定には常に製造現場と品質管理担当者が目を光らせて原料と向き合い、製造にあたっています。
また、3月中旬までは一部商品にこの冬に収穫された干し大根を原料とした『新物』の干したくあんを出荷・販売させていただいております。スーパーさんの店頭でお見かけしましたら、ご賞味いただければ幸いです。この時期だけの大根のほのかな甘味がお楽しみいただけると思います。
(S.T記)