言葉が通じなくても - 道本食品

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言葉が通じなくても

         言葉が通じなくても

最近の寒暖の差で、皆さんは体調などは崩していないでしょうか。
今回は、貴重な体験を仕事を通じてさせて頂いたので、そのお話を書いてみようと思います。
3月下旬から、4月の上旬までシンガポールにある伊勢丹タンピネスで九州フェアが行われたのですが、なんとそこで干したくあんの販売をさせていただきました。
最大の難点は、言葉の壁。もちろん、私は帰国子女でもなければ英語をしゃべれる友達が居る訳でもなく、一緒に販売を手伝ってもらった販売員さんも、もちろん英語。
そして、このタンピネスという地域は英語のほかに中国語を話す方も多く居ます。
事前に貰っていた英語集や、接客単語集(4ヶ国語収録)で覚えた英文は一瞬で飛びます。
しかし、不思議なもので徐々に耳が、英語を聞こうとしたり、ジェスチャーや単語でもなんとなく伝わったりすることが徐々にわかりだすと面白くてしょうがありません。
2日目までは、意思の疎通などで若干の行き違いなどありましたが、販売員さんに「売る力がなければお客さんは買ってくれないよ。十分できてるよ」と言われた時は、死ぬほど嬉しかったです。
そんな、試行錯誤しながらフェアが中盤に差し掛かったところで、販売員さんから「チキンライスは好き?」と聞かれました。チキンライスとは日本のものとは違い、ジャスミンライスをチキンスープで炊き、上には茹でた鳥モモ肉が乗ったシンガポールのポピュラーなご飯です。チャレンジしたいですと答えると、次の日に作ってくるから楽しみにと販売員さん。翌日、販売員さんが作ってきてくれたチキンライスがこちら

チキンライス

販売員さん曰く「私が作ったチキンライスが世界一」とのこと。
香草が大好きで、辛い物が大好きな方には間違いなく大ヒットします。
案の定、私も胃袋を捕まれ、日本でも作っています。
こうして、怒涛のような12日間が終わり無事に日本に戻ってきたわけですが、今回学べたのは、一生懸命は言葉をも越えるし、伝わるということ。また、出来ないなりに人間は試行錯誤し、四方八方手を尽くすんだなと改めて再認識しました。
異文化や他の国の人たちと触れ合うことで、日本はまだまだ恵まれているし、良さを再認識したと同時に、もっとたくさんの外国を見てみたいという気持ちが新たに生まれました。
どこかで、知識だけで知ったつもりやったつもりになっていないか反省しつつ、まだまだいくつになっても知識や経験は積めるんだと色々な発見があった12日間でした。
(Y.T)
追記
お昼に必ず1日1回はバーガーキングに行っていたら、店員の女性の方に覚えられて映画であるよな、アメリカでのダイナーの常連のように目が合うと必ず笑顔で手を振りながらハーイと挨拶されるようになったのも貴重な体験でした。

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