成人の日
弊社でも2名の女子社員が今年成人となる。式典は明日13日。ただ、天気は下り坂。
本人たちは「雨なら行かない～」なんて言っているが、私は「ええっ、そんなものかあ」と絶句してしまう。
私は、今から35年前、目黒区で式典に参加。式典の中身はさっぱり覚えていない。
帰り際に三省堂の国語の辞書（時代だなあ）をいただいた。今の子なら荷物になるし、うざいって感じだろうが、当時は何とも思わず、平気だった。式典後、雀荘に直行。ネクタイ姿で四、五人の若者が辞書を抱えたまま雀荘に入って行く姿は、今から思うとどうよと思う。
夜は東京に出てきた高校時代のクラスメイトと飲み会。私のクラスは46名中19名が東京の大学に進学していたので、仲が良く、飲み会が簡単に成立し、精神的にも何かと助かった。渋谷のセンター街でひとしきり騒いで酒を飲んだ後、最終電車で横浜に移動。そして、また麻雀。仲間の一人が吐きながら麻雀をしていたシーンは、はっきり覚えている。そんな奴でも、今では地元宮崎の銀行で国際証券部長の大役を担っている。
当時、自分の将来やあるべき姿に対して何を考えていたんだろう。ただ、宮崎という田舎から出ていき、東京という都会を知り尽くしてやろうとは思っていたが。
さて、弊社の若い社員に人生の先輩として言葉を見つけなければならない。
フロイトは言う「大人になるということはあいまいさを受け入れる能力をもつということ」だと・・私は十分、大人になり過ぎた。（H.M記）