干したくあん
日向のチカラ
道本食品は、1937年に創業し、1966年からは漬物の製造を始めました。以来50年以上にわたり、宮崎の冬の豊かな日照と
わにつかおろしの寒風が生みだす気候の特性を生かし、天日干したくあん「日向漬」を作り続けています。
2021年2月、大根の干しやぐらをシンボルとした宮崎県田野町、清武町の畑作が
日本農業遺産(未来に残したい産業)として農林水産大臣によって認められました。
12月から2月にかけ、田野町のあちらこちらで見られる「大根やぐら」は、宮崎の冬の風物詩。
この大きなやぐらに大根を掛け、豊かな日照とわにつかおろしの寒風で2週間ほど干し上げます。
かの沢庵和尚が賛美したと言われる天日干し大根の独特な甘みと風味はこのようにして生まれます。
01
契約農家との連携
道本食品は契約農家から直接干し大根を受け入れています。契約農家は、登録農薬以外使用しないという「誓約書」・「栽培管理記録表」を提出します。収穫後は、「残留農薬検査」を実施。契約農家とともによりおいしく、安全・安心な干し大根づくりに取り組んでいます。
02
宮崎県産干し大根100%
降り注ぐ宮崎の太陽とわにつか山から吹き降ろす寒風が、風味豊かな干し大根を育んでいます。干し大根の乾燥期間は約2週間。この間、昼夜を問わず、上質な天日干し大根をつくるために、契約農家の愛情が注がれます。 大根は干すことで、うまみが凝縮され、食感が増します。
03
全量自社漬け込み
工場へ入荷された大根の漬け込みは、全て自らの手で行い、その記録を保持します。自社による漬け込みは安全・安心の基本中の基本です。塩ふりされた干し大根は、「ナベトロ」という1.5tの貯蔵樽で、1週間から長いもので10年間保存します。うまみを逃がさない秘訣がここにあります。
04
品質管理は専任体制
当社には、品質を管理し、食品安全や衛生管理を担う専任スタッフが4名おります。食品安全の国際規格認証取得や維持を担当し、消費者へ安全な食品をお届けしています。
05
食品衛生は全員参加
研修を通じて社員の衛生意識を高め、整理・整頓・清掃を毎日実施し、清潔でメンテナンスの行き届いた環境を整えています。明るくクリーンな加工室で、衛生環境づくりを念頭に、日々改善を目指しています。
06
ニーズに合わせた商品開発
2013年4月、3年の歳月をかけてたくあんの缶詰が誕生しました。安全をしっかり確保したうえで3年間の賞味期間を得ました(2014年製法特許取得)。商品開発はお客様の目線に立って包材の使いやすさや包材デザイン、食品表示の見やすさ改善など、きめ細かに進めていきます。
惜しみない愛情を受けた私たちの商品は、 全国からのご注文をいただいて、お客様のもとへ出荷します。