初詣と日本人
昨年の12月31日は3年ぶりに初詣に行きました。初詣はその年に神社に初めて詣でる
ことを言うのでしょうが、私含めて何人の方がその後、神社にお参りするのやら・・・。
日本人は農耕民族のため、古来自然との関わりが深く、身の回りに存在する万物に魂が
宿ると考えていました。これが日本古来の民族信仰である神道の基本的な考え方です。
特に、稲作に大きく影響する天候に対しては各地に伝わる「祭り」であり、五穀豊穣を祈る
慣習が形骸化されたとはいえ、現在まで伝えられています。
さて、今年の冬は例年になく寒い日が続き、百貨店各社も冬物衣料が好調で昨年を
上回る売行きとか。南国宮崎も南国とは名ばかりの寒い日が続いていますが、これが
干し大根には最適な環境ではあります。寒風にさらされた干し大根から歯応えのある
美味しい沢庵ができるのと同じで、人間も寒風にさらされて成長するとは思いますが、
寒風にさらされすぎて再起不能になる前に景気が回復する事を祈るばかりです。
(ちなみに道本の干し沢庵は約2週間、天日(太陽)で干した大根を使用しています)
(S・T記)